眠りの深さに違いでレム睡眠とノンレム睡眠という2種類の睡眠があります。レム睡眠は浅い眠りでノンレム睡眠が深い眠りと理解している人は多いと思いますが、実はそんな単純な違いだけではありません。レム睡眠とノンレム睡眠のサイクルを一晩で4〜5周すると良いと言われており、この睡眠サイクルは睡眠の質に大きく関わっています。睡眠の質が悪い人は、この睡眠サイクルがうまく回っていなかったりノンレム睡眠ができていなかったりしている可能性があります。では、レム睡眠とノンレム睡眠はどのような性質があり、どこが違うのでしょうか?

レム睡眠とは

レム睡眠とは
レム睡眠とは、急速眼球運動(Rapid Eye Movement)という眼球が急速な早さで動く現象が見られる睡眠のことで、朝方に頻度よく現れます。レム睡眠中は脳幹、海馬、偏桃体など大脳皮質と呼ばれる部分の脳が活発に働いている状態で、起きているときに得た情報や数字など記憶・強化する情報処理活動や、怒り・喜び・悲しみなどといった感情の情動処理活動が活発になります。子供の頃はノンレム睡眠よりもレム睡眠が多いと言われているのも、小さい頃は新しい記憶や情報が多く脳内で膨大な記憶・情報を処理する必要があるためです。一方で筋肉は完全に休んでいます。つまり、レム睡眠は、脳内で活発に情報処理や記憶処理を行っている代わりに身体を休めているというものです。

意識ははっきりしているのに体が動かないという「金縛り」にあったことがある方も多いと思います。これはレム睡眠中のできごとで脳は活発に動いているのに筋肉を動かす部分を司る脳部位は動いていないため身体を動かそうと思ってもなかなか動かしにくいのです。この現象は夜遅くに寝てレム睡眠から入ってしまった時に起こりやすいと言われています。

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ノンレム睡眠とは

ノンレム睡眠とは
ノンレム睡眠とは、急速眼球運動が行われない睡眠のことを指し、眠りの深さによって3つの段階に分けられています。なかでも最も深い眠りを徐波睡眠と呼び、脳波はδ波で最も意識がなく脳が休んでいる状態になっています。この時期はレム睡眠とは逆で脳の休息タイムとなります。脳が休んでいる間は成長ホルモンの分泌が活発化し免疫機能が強化されます。つまり、ノンレム睡眠は脳の疲労回復と身体の回復・強化を行うためのものです。

睡眠の質を決めるレム睡眠とノンレム睡眠

深い眠り(ノンレム睡眠)が多いと質の良い睡眠であるというイメージを持っている人が多いですが、実は間違いです。上記のように眠りが浅い状態のレム睡眠と眠りが深いノンレム睡眠の役割は全く異なり、どちらも人間にとって重要な睡眠です。そのためどちらが多いほうが良いというものではありません。睡眠の質を高めるには「ノンレム睡眠からレム睡眠」という1サイクルを4〜5周繰り返すことが大切です。また、4〜5周繰り返すためには午後10〜11時頃に就寝し、午前6〜7時頃に起床するというリズムで寝て、ノンレム睡眠からスタートするようにしましょう。夜遅くに寝た場合はレム睡眠から入ることになり質の良い睡眠を得ることができません。早めに寝て早めに起きることが睡眠サイクルを安定的に回すポイントです。

まとめ

いかがでしたでしょうか。今回はレム睡眠とノンレム睡眠について紹介しました。2種類の睡眠はそれぞれ役割が異なりそれぞれ重要な働きをします。睡眠の質を高めたいならレム睡眠とノンレム睡眠が4,5回現れるように早寝早起きがおすすめですよ♪

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